LPガス発電機「3kW」(関電工)
ここでは、LPガス発電機「3kW」の特徴や、この製品を販売しているメーカー「関電工」についてご紹介します。
この記事はこんな方に
おすすめ
- LPガス発電機「3kW」について知りたい方
- 製造元である「関電工」について知りたい方
- LPガス発電機「3kW」がどんな施設におすすめなのか知りたい方
関電工のLPガス発電機「LPガス発電機3kW」とは?
日産自動車の開発エンジニアとして有名な林義正氏が開発
従来の発電機は、燃料に軽油やA重油が使用されるディーゼル方式が主流でした。しかし東日本大震災では燃料調達が難しく、発電機を活用できない人が多かったそうです。
そこで関電工では「災害に強い燃料」としてLPガスを採用。モータースポーツ界で有名な林義正氏と共に、専用エンジンを開発しました。レーシングエンジンの開発技術力を活かし、高効率を発電を実現しています。
場所をとらないコンパクトサイズ
大きな特徴は、そのサイズ感。エンジンの小型化により、幅610㎜×高さ1095㎜×奥行き450㎜という非常にコンパクトなサイズを実現しました。奥行450㎜は、無電柱化された歩道に設置されている電気設備の奥行と同じサイズです。場所をとらないので、小規模な施設や一般家庭などどこにでも設置することが可能。重量も240Kgと軽量で、屋上に置くことも可能です。
水害対策にもおすすめ
一般的な発電機に比べて非常にコンパクトかつ軽量なので、ギリギリの空きスペースや屋上でも安全に設置できる点が魅力。特に、2m以上の水害の危険性がある地域などにおすすめです。
既にディーゼル発電機を導入設置している施設でも、追加で設置することが可能。ディーゼル発電機の稼働時間は、1時間から数時間のものが多いため、「いざという時長時間電源を確保できるのか」心配な施設への導入が相次いでいます。
停電時には自動起動して手間いらず「みまもりサービス」も
災害時には発電機を起動させること自体が大変です。操作に詳しい人がいない施設では、せっかく備えていてもいざという時に起動できないかもしれません。
関電工の「LPガス発電機3kW」なら、停電時に自動起動し、40秒以内に電力を供給してくれます。また、オプションで発電機が確実に起動する状態を監視する「みまもりサービス」も提供。IoTを活用し、発電機の状態監視(モニタリング)を行ってくれる上、異常を検知した際には知らせてくれます。
LPガス発電機「3kW」のスペック
エンジン | 水冷式単気筒エンジン(220cc) LPガス専用エンジン |
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相数 | 単相2線 |
周波数(Hz) | 50Hz |
定格出力電圧(V) | 1AC100V |
定格出力電力(kVA/kW) | 3.0kVA |
運転方式 | 停電時自動切替・手動起動・遠隔起動 |
始動時間 | 停電より負荷投入まで40秒以内 |
寸法(mm) | W610mm×H1095mm×D450mm (突出部を除く) |
質量(kg) | 240 kg以下(ガスボンベを除く) |
騒音値(db) | 公式サイトに記載がありませんでした |
LPガス発電機「3kW」はどんな施設におすすめ?
水害対策をしたい方は必見
関電工の発電機「LPガス発電機3kW」の特徴は、自動起動・自動停止で災害時の稼働に手間がかからない点、そして、とにかくコンパクトでさまざまな場所に設置できる点です。
屋上にも設置できるため、水害対策も行いたい施設・ご家庭におすすめ。すでにディーゼル式の発電機を備えている施設でも、「長時間の停電に備えたい」という場合は、追加で設置してみてはいかがでしょうか。
LPガス発電機「3kW」の
導入事例
明電舎総合研究所
災害(停電)時のBCP対策用として「LPガス発電機3kW」を導入。災害対策本部の照明、携帯電話、無線機等通信機器、ノートPCなどに利用できるよう、非常用コンセントを各所に配置しました。
BCP対策として72時間以上連続稼働は必須である一方、電力供給をする設備容量が大きくないため大容量発電機までは不要でした。また、設置場所も限定されていることから、燃料が劣化しない特長のこの発電機にたどり着きました。工事は年度末の短期間でしたが、迅速、柔軟に対応頂きました。
川口シニアセンター
川口シニアセンターは、定員106名(東館66室、西館40室)の大規模な特養施設です。発電機は東館、西館用に計2台(各館用1台ずつ)、各館フロアに非常用コンセント、非常照明を配置しました。
燃料であるガスは、既存バルクタンクからの分岐にて供給をする仕組みです。酸素吸入器、痰吸引機等の継続利用が必要な入居者さまのために、当該居室の最寄りに非常用コンセントを設置。機器への電源供給できるようにしました。
みどり市
群馬県みどり市の東支所内地上に発電機1台を設置し、既存消費設備(ガスコンロ、給湯用)の容器から燃料のLPガスを供給できるようにしました。
停電時は、IP電話のサーバ機と避難された住民の方々へ提供する非常用コンセントとして活用します。また、みどり市多世代交流館では施設内地上に発電機1台設置。燃料のLPガスは50㎏容器×2本を新設しました。
関電工はどんなLPガス発電機メーカー?
大小さまざまな
設備工事を手がける
関電工は、関東地方を中心に、電気工事、情報通信工事、空調工事、リニューアル工事などを行っている総合設備企業です。設備工事を通じて、さまざまな建物に「快適な環境」を作り上げ、「人々が憩う場所・街」を造り、そして「電気のある当たり前の生活を守る」ことを追求。
家庭やオフィスのコンセントから、東京タワー、渋谷ヒカリエ、羽田空港国際線ターミナル、国立競技場の屋内線工事まで、さまざまな工事を手がけています。
関電工の発電機の製造・販売元概要
会社名 | 株式会社 関電工 |
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所在地 | 東京都港区芝浦4-8-33 |
電話番号 | 0120-350-353 |
URL | https://www.kandenko.co.jp/ |
定休日 | 記載なし |
いざというときに使える
災害用LPガス発電機
メーカー3選
補助金助成の条件である「連続稼働が72時間(3日間)以上」(※)のLPガス発電機を提供している、LPガス発電機メーカーを厳選。導入する施設ごとに、おすすめの会社をご紹介します。
- 医療・介護施設
に導入するなら - 大規模商業施設
に導入するなら - 宿泊施設
に導入するなら
に導入するなら
時間が一番短い※2
に導入するなら
一番大きい※2
に導入するなら
LPガス発電機
【選定条件】
2024年2月26日調査時点「LPガス発電機 メーカー」とGoogle検索して上位表示される企業のうち、72時間以上(3日間)の連続稼働が可能と公式HP上に表記し、
導入事例を掲載しているメーカーをピックアップ。 そのなかで、公式HPで確認できる情報を基に以下の要望別で各社を選定しました。
■医療・介護施設に導入するなら=昭栄
調査した中で停電検知からの起動時間~起動から電力供給までの時間が一番短かったため※参照元:昭栄公式HP(https://www.shoei2000.co.jp/about.html)
■大規模商業施設に導入するなら=GENERAC
kVA(提供可能電力)が調査したなかで最長だったため
※参照元:GENERACHP(https://generac.jp/product/guardian-series/)
■宿泊施設に導入するなら=Denyo(騒音値が調査したなかで最も低かったため)
※参照元:Denyo公式HP【PDF】(https://www.denyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/legpower-1.pdf)
※1.2024年2月26日調査時点
※2.本メディアの調査企業21社の内。