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保育施設の災害用発電機導入事例

ここでは、保育施設における災害用発電機の導入事例をご紹介します。保育施設に必要な災害用発電機についても解説しているので、導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事はこんな方に
おすすめ

目次

保育施設に必要な
災害用発電機とは?

保育施設

空調や照明などの
維持ができるように

小さな子どもたちが沢山いる保育施設。子どもたちの命を守るだけでなく、災害時は地域の避難所になることもあるため、防災対策が欠かせません。

保育施設では、空調設備や照明、非常用コンセント、水回りの給排水ポンプ、冷蔵庫などに電気が必要です。医療ケア児を預かっている施設なら、医療機器にも電気が必要でしょう。

おすすめはLPガス発電機です。LPガスなら、ディーゼル発電機よりも長時間の稼働が可能な上、燃料が劣化しにくいため、定期的な入替などを行う必要がありません。停電発生後、自動的に起動するような発電機なら、機械に詳しい人がいない施設でも安心ですね。

保育施設に補助金は使える?

補助対象となる設置先の施設

①災害発生時に避難所まで避難することが困難なものが生じる施設医療施設、福祉施設(老人ホーム)等 ※1
②公的避難所(地方公共団体が災害時に避難所として指定した施設)自治体庁舎、公立学校、公民館、体育館 等 ※2
③地方公共団体が認知した一時避難所となりえる施設商業施設、宿泊施設、事務所、工場 等

参照元:LPガス災害バルク等申請ガイドブック(PDF)(https://saigaibulk.net/pdf/2023_guidebook02.pdf)

※1 ただし、医療施設のうち、災害拠点病院、災害拠点精神科病院、へき地医療拠点病院、へき地診療所、救命救急センター、周産期母子医療センターは除く。

※2 ②または③の場合、その設置先となる市区町村が国土強靭化地域計画を策定済みであること、もしくは大規模地震対策特別措置法第三条の規定による 地震防火対策強化地域に指定されていることが要件となります。

LPガス発電機の導入に使える
補助金がある

政府は、大規模な災害等で停電が発生した場合でも、医療施設や福祉施設、公的避難所などでライフラインの機能を維持するために、補助金制度を設け、非常用電源の普及を進めています。

例えば、経済産業省が行っている「石油ガス災害バルク等の導入事業費補助金」では、公立学校・私立学校についても、補助対象経費の1/2以内、中小企業に該当する場合は2/3以内を交付しています(最高上限額は5,000万円)※。

注意したいのは、対象となる設備が、最低でも3日間稼働できるLPガス発電機のみである点です。ディーゼル発電機やポータブル発電機は対象にならないので気をつけましょう。

他にも、国の制度や各自治体独自の制度など、さまざまな補助金があるため、利用できるかどうかチェックしてみてください。

※参照元:LPガス災害バルク等申請ガイドブック(PDF)(https://saigaibulk.net/pdf/2023_guidebook02.pdf)

保育施設における
LPガス発電機の導入事例

ここでは補助金対象の72時間以上(3日間)の連続稼働が可能なLPガス発電機を提供している国産メーカーの昭栄の保育施設での導入事例を紹介します。

【選定条件】
「LPガス発電機 メーカー」とGoogle検索して上位表示される企業のうち、
72時間以上(3日間)の連続稼働が可能と公式HP上に表記し、保育施設の導入事例を掲載しているメーカーをピックアップしました。
2024年2月26日調査時点

昭栄

昭栄 引用元:昭栄公式HP
https://www.shoei2000.co.jp/example.html

社会福祉法人新樹の会 アンデルセン保育園

災害時に園児が不安な状態にならず、照明やコンセントを使えるように発電機を導入。情報を取得もでき、親御さんに安心して預けることができました。同法人の第2保育園にも設置し各園共に安心して園児をお預け頂ける環境を整えました。

参照元:昭栄公式HP(https://www.shoei2000.co.jp/example.html)

昭栄の
公式HPで事例を見る

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補助金対象で、
いざというときに使える

災害用LPガス発電機
メーカー3選

補助金助成の条件である「連続稼働が72時間(3日間)以上」(※)のLPガス発電機を提供している、LPガス発電機メーカーを厳選。導入する施設ごとに、おすすめの会社をご紹介します。

参照元:LPガス災害バルク等申請ガイドブック(PDF)
(https://saigaibulk.net/pdf/2023_guidebook02.pdf)

  • 医療・介護施設
    に導入するなら
  • 大規模商業施設
    に導入するなら
  • 宿泊施設
    に導入するなら
医療・介護施設
に導入するなら
昭栄
昭栄公式HP
引用元:昭栄公式HP
http://www.shoei2000.co.jp/
停電検知~電力供給の
時間が一番短い※2
大規模商業施設
に導入するなら
GENERAC
GENERAC公式HP
引用元:GENERAC公式HP
https://generac.jp/
提供可能電力が
一番大きい※2
宿泊施設
に導入するなら
Denyo
Denyo公式HP
引用元:デンヨー公式HP
https://www.denyo.co.jp/
換気扇レベルの静音の
LPガス発電機

【選定条件】
2024年2月26日調査時点「LPガス発電機 メーカー」とGoogle検索して上位表示される企業のうち、72時間以上(3日間)の連続稼働が可能と公式HP上に表記し、
導入事例を掲載しているメーカーをピックアップ。 そのなかで、公式HPで確認できる情報を基に以下の要望別で各社を選定しました。
■医療・介護施設に導入するなら=昭栄
調査した中で停電検知からの起動時間~起動から電力供給までの時間が一番短かったため※参照元:昭栄公式HP(https://www.shoei2000.co.jp/about.html)
■大規模商業施設に導入するなら=GENERAC
kVA(提供可能電力)が調査したなかで最長だったため
※参照元:GENERACHP(https://generac.jp/product/guardian-series/)
■宿泊施設に導入するなら=Denyo(騒音値が調査したなかで最も低かったため)
※参照元:Denyo公式HP【PDF】(https://www.denyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/legpower-1.pdf)
※1.2024年2月26日調査時点
※2.本メディアの調査企業21社の内。