価格
災害用発電機の導入にあたって、「価格が気になる」という方は多いでしょう。一口に災害用発電機と言っても、ディーゼル発電機、LPガス発電機、ポータブル発電機などさまざまな種類があり、それぞれ価格が異なります。ここでは、各発電機の特徴と相場についてご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
- 災害用発電機の価格について知りたい方
- 災害用発電機購入に適用できる補助金について知りたい方
- 災害用発電機の選び方について知りたい
災害用発電機の価格の相場
ディーゼル発電機
ディーゼル発電機とは、軽油を燃料として稼働する発電機のことです。発電機の中でも特に普及しているため機種の種類が豊富です。価格の相場も幅広く、小型で容量の小さいものなら数十万円ほどで購入できるでしょう。大型で出力の大きいものなら1,000万円近くするものもありますが、価格の相場としては150~250万円くらいのものが多いようです。
ディーゼル発電機のメリットは、比較的扱いやすく、始動時間が短い点、熱効率が高く燃料消費率が小さい点です。ただし、他の発電機に比べて騒音や振動が大きく、排気ガスも発生するため、設置場所には配慮が必要です。
LPガス発電機
LPガス発電機とは、一般家庭で使用されているLPガスを燃料とする発電機のことです。長期間保管していても燃料が劣化しないので、「いざというときに使えない」ということがありません。LPガスは供給の途絶が少ないため、災害時で手に入れやすい点、ディーゼル発電機より長時間稼働する点もメリットです。
LPガス発電機の価格相場は、小型の製品なら10万円台、大型で高性能な製品なら数百万円以上する場合があります。
ポータブル発電機
ポータブル発電機は、ガソリンやカセットボンベなどを燃料とする発電機のことです。小型のものが多く、持ち運びができるため、一般家庭での使用におすすめ。価格も20~100万円程度とリーズナブルです。
ただし、定置型の発電機と比べて発電量が少ない点はデメリットでしょう。また、ガソリンを燃料とする製品の場合、換気できない場所で使うと一酸化炭素中毒になる危険性があるため注意してください。
災害用発電機購入に
適用できる補助金も
「災害用発電機を導入したいけど、予算もあるし、なかなか購入に踏み切れない…」という方は、補助金の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
世界の中でも災害が多い日本では、国が中心となって非常用発電機の普及に力を入れています。補助金の交付も、その施策のうちの一つです。国の制度や各自治体独自の制度など、さまざまな種類があるため、利用できるかどうかチェックしてみてください。
「電気のチカラ」編集チームのまとめ
災害にしっかり備えられる発電機を選ぼう
災害用発電機の価格は、発電用途や容量などにより異なります。「短時間の発電でも良い」という方なら、ポータブル発電機で充分でしょう。しかし、「きちんと災害に備えたい」「万が一の際、電気復旧まで発電できる機械が欲しい」という方は、LPガス発電機がおすすめです。
大型施設向けの発電機となると500万円~1,000万円近くかかりますが、人命に関わる機械のため、価格だけでなく、発電容量や性能をしっかりチェックした上で導入を検討してみてください。
こちらのページでは、災害時に本当に頼れる災害用発電機をご紹介しています。補助金対象のおすすめLPガス発電機3選も、ぜひ参考にしてください。
いざというときに使える
災害用LPガス発電機
メーカー3選
補助金助成の条件である「連続稼働が72時間(3日間)以上」(※)のLPガス発電機を提供している、LPガス発電機メーカーを厳選。導入する施設ごとに、おすすめの会社をご紹介します。
- 医療・介護施設
に導入するなら - 大規模商業施設
に導入するなら - 宿泊施設
に導入するなら
に導入するなら
時間が一番短い※2
に導入するなら
一番大きい※2
に導入するなら
LPガス発電機
【選定条件】
2024年2月26日調査時点「LPガス発電機 メーカー」とGoogle検索して上位表示される企業のうち、72時間以上(3日間)の連続稼働が可能と公式HP上に表記し、
導入事例を掲載しているメーカーをピックアップ。 そのなかで、公式HPで確認できる情報を基に以下の要望別で各社を選定しました。
■医療・介護施設に導入するなら=昭栄
調査した中で停電検知からの起動時間~起動から電力供給までの時間が一番短かったため※参照元:昭栄公式HP(https://www.shoei2000.co.jp/about.html)
■大規模商業施設に導入するなら=GENERAC
kVA(提供可能電力)が調査したなかで最長だったため
※参照元:GENERACHP(https://generac.jp/product/guardian-series/)
■宿泊施設に導入するなら=Denyo(騒音値が調査したなかで最も低かったため)
※参照元:Denyo公式HP【PDF】(https://www.denyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/legpower-1.pdf)
※1.2024年2月26日調査時点
※2.本メディアの調査企業21社の内。