アドテック
アドテックの発電機「エネブリッド(ENEBRID)」とは
アドテックが提供している発電機「エネブリッド」シリーズは、ガソリンかLPガスのどちらかを燃料として稼働するハイブリッド型発電機です。
状況に合わせ2つの燃料の特性を生かした使用法ができる点が、ハイブリッド型のメリットといえるでしょう。普段使いにはガソリンを燃料に、災害時にはLPガスを利用するなどの使い分けが可能となります。
発電機の備えは「もしも」の備え。1つの燃料では不安がある人は、2つの燃料が使用できる「エネブリッド」の導入がおすすめです。
アドテックの発電機のおすすめポイント
用途に合わせた3つの機種
「エネブリッド」シリーズには、用途に合わせた3つの機種が用意されています。EP6000iWEは、一般家庭1軒分に相当する50A程度の発電容量をもち、EP3200iWEはアパートの1室分に相当する30A程度の発電容量をもっています。
さらに、2022年8月にはエントリーモデルとなるEP35Xが登場。金属フレームを採用し耐久性がアップしたほか、始動方式がリコイル専用となりバッテリー管理いらずの保管性重視のモデルとなっています。
※EP35Xには集中取り出しコンセントがついていないため、自家発電システムとして利用することはできません。
ガソリン・LPガスを燃料にできる「ハイブリッド型」
「エネブリッド」は、ガソリンとLPガスのどちらにも対応できる「ハイブリッド型」の発電機です。それぞれのデメリットを補い、状況により燃料を選べる点がおすすめポイントのひとつ。
ガソリン発電機は燃料の入手が容易というメリットがありますが、定期的な燃料交換や月に1回の運転チェックなどのメンテナンスも必要です。これらのメンテナンスを怠ると、キャブレター詰まりの原因になったり動作不良を起こしたりと、災害時の稼働が難しくなるからです。
一方LPガスは、LPボンベで保管するため基本的に劣化しにくいといわれています。そのため、キャブレターが詰まるといったトラブルが起きません。一度備蓄ができれば、長期的な保管ができる点はメリットといえるでしょう。
インバーター搭載
アドテックが製造するすべての発電機には、電気の波形を制御するための機能である「インバーター」が搭載されています。これにより、周波数と電圧が安定した形での発電が可能となります。
持ち運びやすいコンパクトな作り
「エネブリッド」シリーズは、軽トラックやライトバンに乗せられるほどコンパクトな作りが特徴です。「EP3200iWE」であれば、安全上2人での持ち上げを推奨していますが、重さ自体は1人でも持ち運びできるほどです。
また、作りがコンパクトな分、必要箇所への分散設置が可能。そのため、同じ建物内でのエリアごと、フロアごとの設置にも対応できます。
分電盤への接続が可能
アドテックの発電機は、発電機本体と電化製品をつなぐための延長コードが必要ありません。分電盤へ直接つなげられる仕様となっているからです。そのため、建物内にあるコンセントや照明をそのまま使用できるというメリットがあります。
ただし「エネブリッド」専用の分電盤の設置が求められます。平常時は、既設の分電盤で電気を供給。停電時は、専用分電盤へ切りかえ発電機から必要な部分のみに電力を送ることが可能です。
まとめ
アドテックは、二輪車及び汎用機器用のエンジン設計をメイン事業としている会社です。これまで国内外問わず、新規エンジンの開発依頼や不具合が発生したオートバイの改善依頼に応えてきました。
「エネブリッド」は、長年にわたるエンジン開発により培ってきた設計技術を応用してつくられた発電機です。エンジン及び周辺パーツの設計技術が、発電機のコンパクト化やハイブリッド化を実現しました。持ち運び可能な小型な作り、分電盤接続による既設のコンセントの使用など、幅広い活用方法を選べる点が魅力です。
アドテックの発電機の導入事例
公式ホームページに記載なし
アドテックの発電機「エネブリッド(ENEBRID)」のスペック
エンジン | EP6000iWE:空冷4サイクルOHVエンジン EP3200iWE:空冷4サイクルOHCエンジン EP35X:空冷4サイクルOHVエンジン |
---|---|
相数 | EP6000iWE:単相3線式 EP3200iWE:単相 100V出力 EP35X:記載なし |
周波数(Hz) | EP6000iWE:50 Hz/60 Hz EP3200iWE:50 Hz/60 Hz EP35X:50 Hz/60 Hz |
定格出力電圧(V) | EP6000iWE:交流100/200V EP3200iWE:交流100V EP35X:交流100V |
定格出力電力(kVA/kW) | EP6000iWE:5.5kVA EP3200iWE:3.15kVA EP35X:3.20kVA |
運転方式 | EP6000iWE:セルスタート EP3200iWE:セルスタート搭載 EP35X:リコイル専用 |
始動時間 | 記載なし |
寸法(mm) | EP6000iWE:750mm×590mm×630mm EP3200iWE:595mm×375mm×510mm EP35X:570mm×440mm×490mm |
質量(kg) | EP6000iWE:86.7Kg EP3200iWE:37Kg EP35X:38.5Kg |
騒音値(db) | EP6000iWE:65dBA EP3200iWE:62dBA EP35X:64dBA |
アドテックの発電機の製造・販売元概要
会社名 | アドテック株式会社 |
---|---|
所在地 | 静岡県浜松市東区和田町459番 |
電話番号 | 053-545-9175 |
URL | http://www.advtec-inc.com/index.html |
定休日 | 記載なし |
いざというときに使える
災害用LPガス発電機
メーカー3選
補助金助成の条件である「連続稼働が72時間(3日間)以上」(※)のLPガス発電機を提供している、LPガス発電機メーカーを厳選。導入する施設ごとに、おすすめの会社をご紹介します。
参照元:LPガス災害バルク等申請ガイドブック(PDF)
(https://saigaibulk.net/pdf/2023_guidebook02.pdf)
- 医療・介護施設
に導入するなら - 大規模商業施設
に導入するなら - 宿泊施設
に導入するなら
に導入するなら

引用元:昭栄公式HP
http://www.shoei2000.co.jp/
時間が一番短い※2
に導入するなら

引用元:GENERAC公式HP
https://generac.jp/
一番大きい※2
に導入するなら

引用元:デンヨー公式HP
https://www.denyo.co.jp/
LPガス発電機
【選定条件】
2024年2月26日調査時点「LPガス発電機 メーカー」とGoogle検索して上位表示される企業のうち、72時間以上(3日間)の連続稼働が可能と公式HP上に表記し、
導入事例を掲載しているメーカーをピックアップ。 そのなかで、公式HPで確認できる情報を基に以下の要望別で各社を選定しました。
■医療・介護施設に導入するなら=昭栄
調査した中で停電検知からの起動時間~起動から電力供給までの時間が一番短かったため※参照元:昭栄公式HP(https://www.shoei2000.co.jp/about.html)
■大規模商業施設に導入するなら=GENERAC
kVA(提供可能電力)が調査したなかで最長だったため
※参照元:GENERACHP(https://generac.jp/product/guardian-series/)
■宿泊施設に導入するなら=Denyo(騒音値が調査したなかで最も低かったため)
※参照元:Denyo公式HP【PDF】(https://www.denyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/legpower-1.pdf)
※1.2024年2月26日調査時点
※2.本メディアの調査企業21社の内。