災害などによって、介護施設が停電した場合、どのようなことが起こるのでしょうか。利用者の安全を確保するためにも、災害用・非常用発電機の導入を検討してみてください。
災害時には、停電や断水などのほか、倒木や電柱の倒壊などによって道路が寸断され孤立状態になることもあります。また、流通に乱れが生じ、飲料水や食料などの物資の確保が困難になるケースもあるかもしれません。
災害が発生すると、自力で行動することが難しい人が多数入所している介護施設においては、利用者の命と安全を守り、生活の継続を支えることが最優先で求められます。施設利用者の安全を確保するためにも、非常用・災害用発電機を検討してみてはいかがでしょうか。
停電時において、施設利用者の中にはパニックを起こす人が出てきます。トイレに閉じこもったり、慌てて外に飛び出してしまったり、予想のつかない行動をとることもあります。
施設の出入り口が自動ドアの場合、停電時は手動で開閉できてしまうものもあるので、入居者が外に出たまま行方不明になったり、事故に遭ってしまったりという二次被害が起こる可能性もないとはいえません。
災害などで施設が停電すると、照明がつかない、冷蔵庫が使えない、空調が使えない、エレベーターが止まる、パソコンなどで情報を手に入れることができないなど、さまざまな問題が生じることが想定されます。さらに、スマートフォンなどの充電が切れると外部との連絡手段が途絶えてしまいますし、痰吸引などの医療行為にも影響を及ぼします。
給水設備の方式によっては、停電すると給水できないものもあります。水道に直結している直圧給水や増圧給水、貯水槽給水の加圧ポンプ式であれば給水は可能ですが、貯水槽給水の高置水槽式の場合、停電すると給水ができなくなります。
給水ができなくなると、飲料水が確保できなくなったり、トイレが流せない、手を洗えない、洗濯ができないなど、生活に大きな支障が出てきます。給水所に水を取りに行くにも、何時間も並んだり、何度も往復しなければなりません。
災害用発電機ならどれでも良いというわけではありません。施設に導入の際には以下のポイントに気を付けて選ぶと良いでしょう。
災害用発電機には主にLPガス発電機とディーゼル発電機があります。長時間の停電に備え、長期間連続稼働できるLPガス発電機がおすすめです。
ディーゼル発電機は多くの施設で設置されていますが、数時間で燃料が切れてしまい、数時間おきに交換しなくてはなりません。
また、ディーゼル発電機は長期間放置しておくと劣化してしまう可能性があります。しかしLPガス発電機は長期間放置していても劣化しないというメリットがあります。
燃料であるLPガスの中核充填所は全国に配置されているため、災害時でも調達が可能です。また、長期間保管していても劣化の心配がなく、万一の時にもスムーズに使用することができます。
災害用発電機の性能として、停電時すぐに発電できる自動起動装置が標準装備されているかどうかも確認しましょう。災害が起こると、介護施設ではまず利用者の身の安全の確保や心理的なケアをする必要があります。
手動で電源を入れる発電機ではスタッフの誰かが電源を入れに行かねばなりませんが、自動で起動する発電機であればスタッフは直ちに利用者のサポートに回ることができます。
安く購入でき収納場所に困らないポータブル災害用発電機を検討される方もいますが、この場合自分で起動させ、さらに自分で電源をつながなくてはなりません。そのため自分で起動できるか、電源をつなぐことができるのかなど、事前にチェックしておく必要があるでしょう。
引用元:レイパワー公式HP(https://raypower-engine.com/)
災害用発電機としておすすめなのが、レイパワーのLPガス発電機。独自に開発されたエンジンとLPガス燃料を組み合わせた災害用発電機です。
停電を感知すると自動で40秒以内に起動し、復電時には自動停止します。自動起動を確実にするため、エンジンユニットのLPガス専用エンジンには「4点点火式による急速燃焼」を採用。正弦波インバータの高品質出力によって、パソコンや精密機器にも対応できます。
レイパワーの災害用発電機は小型のため、施設の屋上やベランダに設置ができます。台風や大雨により洪水が発生した場合も水害を受けずに済むため、いざというときに起動しないということがありません
燃料消費量は0.83~0.90kg/h。LPガスボンベ60kg相当で72時間の連続運転ができます。エンジンユニットは、3kVA出力クラスの非常用発電機としては圧倒的にコンパクトなサイズで、接続ホースを使えば、エンジンユニットとLPガスボンベの分離設置も可能です。
過酷な状況でも動き続けるモーターレーシングの技術を取り入れ、コンパクトで壊れにくく、長時間にわたって効率よく稼働するエンジンを採用。エンジン開発は、日産自動車の開発エンジニアとして数々の賞を受賞(※1 1979年・1982年・1985年)し、1992年の米国デイトナ24時間レース優勝(※2)、東海大学教授時代にはル・マン24時間耐久レースに参戦し、2011年に「スピリット・オブ・ル・マン」を受賞(※3)したこともある林義正氏が監修を務めています。
介護用機器の稼動と外部との通信手段の確保でき、停電時でも平常時と変わらない行動が可能です。
名称 | RAYPOWER 3KVA |
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外形寸法 | 幅610mm×奥行450mm×高さ1095mm (突起部分は含まず) 重量 約240kg |
相和・線数 | 単相2線 |
周波数 | 50Hz/60Hz |
定格出力電力 | 3.0kVA |
定格出力電圧 | AC100V |
定格出力電流 | AC30A |
運転方式 | 停電時自動切替、停電からエンジン起動まで40秒以内 |
連続運転時間 | 72時間(LPガスボンベ30kg×2) |
騒音値 | 70db以下 |
メンテナンス | 年1回点検 |
会社名 | 株式会社レイパワー |
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設立 | 2017年9月 |
事業内容 | ガスエンジン発電機の製造、販売、保守 |
所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館36階 |